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2025/07/31 09:06
CBDオイルに関心を持つ人が増える中、難病との関係にも注目が集まっています。てんかんやパーキンソン病、神経変性疾患、がんに対して、CBDはどのような効果が期待され、どこまで科学的に証明されているのでしょうか?
この記事では、FDA承認薬「Epidiolex」や最新の研究・臨床試験をもとに、現時点でわかっていること・まだ不明なことを整理します。
🔹1. 【てんかん】FDA承認CBD薬「Epidiolex」とは?
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2018年にFDAが承認した世界初のCBD医薬品
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対象疾患:Dravet症候群、Lennox-Gastaut症候群、結節性硬化症によるてんかん
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科学的根拠:フェーズ3の大規模臨床試験で、発作頻度の明確な減少が確認された。
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日本ではまだ未承認だが、世界では小児てんかん治療の新しい選択肢として注目。
🔹2. 【パーキンソン病】神経保護作用とQOL改善の可能性
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CBDが脳内の酸化ストレス・炎症・興奮毒性を抑えるというプレ臨床研究が複数
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実際の人への臨床試験では、睡眠・感情面・生活の質(QOL)に改善効果が報告
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今後の大規模臨床試験(現在進行中)に注目。
🔹3. 【がんや神経変性疾患】期待は大きいが、まだ研究段階
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CBDががん細胞の増殖抑制やアポトーシス(自然死)誘導する可能性が動物実験などで報告
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吐き気・疼痛・食欲不振などがん治療に伴う副作用緩和には効果ありとの声も
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アルツハイマーやALSなど神経変性疾患への研究も進行中だが、臨床エビデンスはまだ限定的
🔹4. まとめ:CBDは「万能薬」ではないが、希望の光である
CBDには確かに神経への作用や、てんかん・炎症・不安などに働きかける可能性が示されています。ただし、まだ多くの疾患に対しては「研究段階」です。過度な期待ではなく、科学的根拠と正しい情報に基づいた使い方が必要です。
難病とともに生きる方へ、小さな希望としてのCBDが、より正しく理解されていくことを願っています。
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