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2022/02/10 10:06


最近メラトニン(睡眠導入ホルモン剤)って良く聞くようになったけど、使用しても大丈夫?


メラトニンの使用をお勧めしない理由について。
(*個人的な意見も含みますので、ご了承ください)


メラトニンは、日本では販売されていません。しかし、日本で認可されていない医薬品でも、医師が厚生局を通じて厚生労働省から薬監証明を取得して合法的に輸入し、日本国内で処方薬として治療に使うことが可能は制度があります。メラトニンはアメリカではサプリメントとしてどこでも買え、多くの人に使われていますが、日本では神経ホルモン剤として医薬品の扱いになります。


ハーバード大学医学部睡眠医学科の講師で、睡眠の専門家、レベッカ・ロビンズさんによると、「過去数年間でアメリカでのメラトニンの使用量が大幅に増えていることがわかる」と述べています。


先週火曜日(2022年1月)に医学雑誌『JAMA』に掲載されたメラトニンの研究報告によると、2018年までにアメリカでは10年前の2倍以上のメラトニンを摂取していたことがわかりました。 専門家は、パンデミックによる睡眠への悪影響が睡眠導入剤への依存をさらに広めたのではないか、と懸念しています。


「メラトニンの服用は、認知症の発症や早期死亡と関連することが研究で明らかになっています」ともロビンズさんは述べています。
メラトニンは、頭痛、めまい、吐き気、胃痙攣、眠気、混乱や見当識障害、イライラや軽い不安、うつ病、震え、また血圧の異常低下と関連があるとされています。また、一般的な薬との相互作用やアレルギーを誘発する可能性もあります
アメリカ国立衛生研究所の国立補完統合医療センターによると、メラトニンは時差ボケ、交代勤務者、寝つきの悪い人への一時期的な使用は安全であると思われるが、長期的な安全性は不明であるとのこと。

アメリカではメラトニンに対して規制やガイドラインが少ないため、短期間使用の目安とされる1日5ミリグラムの量をはるかに超える量のメラトニンを摂取していることが、この研究で明らかになりました。


ロビンスさんは、「これまでの研究で、市販のメラトニン・サプリメントのメラトニン含有量は、パッケージに表示されている含有量の-83% から+478%まで大幅な差があることが分かっています」と述べています。また、市販されているメラトニンに有害な添加物が入っていないか?を、企業が検査する義務もありません。


国立衛生研究所の一部門である国立補完統合医療センターによると、これまでの研究で、メラトニン・サプリメントの26%に「比較的低いレベルでも有害な影響を与える可能性のあるホルモン」であるセロトニンが含まれていることが判明しています。「市販されているメラトニンの純度を確かめることはできない」とロビンズさんは述べています。


抗うつ剤、片頭痛治療薬、メラトニンなどの薬を組み合わせてセロトニンを過剰に摂取すると、重篤な薬物反応につながる可能性があります。軽い症状としては震えや下痢などがありますが、より重い反応では筋肉の硬直や発熱、発作が起こり、治療を受けなければ死に至ることもあります。

多くの人がメラトニンをハーブのサプリメントやビタミンとみなしているようですが、実際には脳の奥にある松果体で作られ、血流に放出されて身体の睡眠サイクルを調節するホルモンです。


ロビンズさんはCNNのインタビューで、メラトニンが子供に与える影響について、「我々は、大人の使用でも子供でも、長期的なメラトニン摂取の結果を知らないのです。」「自然なものなら害はないという多くの人の見方がある」と答えています。

メラトニンを正しく使えば睡眠を誘発するのに役立つが、実際の効果は小さいという研究結果も出ています。

ワシントン大学シアトル小児病院小児科のコーラ・コレット・ブリュナー博士は昨年3月のCNNの取材に対し、「大人がメラトニンを服用すると、眠りにつくまでの時間が4~8分短くなる」と語りました。


つまり、眠りにつくまで何時間もかかる人には、メラトニンの使用よりも携帯やテレビを消す、毎日20~40分の運動をする、カフェイン入りの製品を一切飲まない、などが良いのではないでしょうか?


これらはすべて効果のある睡眠ツールですが、多くの人がそれを実行することに消極的で、むしろ薬を飲めばいいんでしょう?となってしまいます。
睡眠薬以上に効果のある、実証済みの睡眠の秘訣が他にもあると専門家は言います。身体は暗くなるとメラトニンの分泌を開始します。人工的な光が就寝時刻を大幅に遅らせているのです。スマートフォン中毒は睡眠を破壊する、との研究結果。


スマートフォンやノートパソコンなどのブルーライトを含む光を浴びると、メラトニンの生成が遅くなったり、停止したりすることが研究でわかっています。ジョンズ・ホプキンス大学医学部の肺・重症患者医療部門で睡眠の基礎研究を指揮するポロツキー博士は、「あらゆるLEDスペクトル光源は、メラトニンのレベルをさらに抑制する可能性があります」と述べています。


つまり、寝たい時間の1時間前までには、これらの機器をシャットダウンしましょう。どうしても本を読みたい方は薄暗い中で本物の本を読むか、電子書籍リーダーを夜間モードで使用すればいいのです。デジタルライトは概日リズムを抑制してしまいますが、薄暗い読書灯は抑制しません。その他、寝室の温度を15度~20度程度の涼しい温度に保つこともポイントです。私たちは少し肌寒いくらいの方がよく眠れると、専門家は言います。


就寝時のルーティンを作りましょう。

お風呂やシャワーで温まり、本を読んだり、心地よい音楽を聴いたりして、就寝前のルーティンを行いましょう。
また、深呼吸、ヨガ、瞑想、軽いストレッチなどを試してみるのもよいでしょう。週末や休日も含めて、毎日同じ時間に寝起きしましょう。身体はイレギュラーを嫌い、ルーティンを好みます。

時差ボケやその他の小さな睡眠の問題を解決するために医師からメラトニンを処方された場合、その使用は「短期的」にとどめてください。

ニュームーン・ナチュラルズはメラトニン(睡眠導入ホルモン剤)ではなく、CBDオイルの使用を推奨します。

CBDには抗不安作用とリラクゼーションを促進する効力があるため、睡眠の質を改善するのに役立つと研究結果が出ています。
主にCBDが脳内のセロトニン受容体(幸せホルモン分泌受容体)およびGABA受容体と相互作用する能力があると報告されています。
セロトニンはその人の気分を左右する重要な役割を果たしています。そしてGABAは脳の主要な「抑制」に影響を与える神経伝達物質として知られています。GABAは脳の過剰な活動を落ち着かせ、リラクゼーションを促進します。 

CBDは人間の睡眠/覚醒サイクルを調節し、昼間の覚醒と夜のリラクゼーションのバランスを整えます。スッキリ目覚めて、昼間の眠気を抑え、日中の生産性の向上に役立ちます。日中のCBDの摂取は、覚醒を促進し、夜の安らかな睡眠につながります。

睡眠の問題の改善法を探している方にとって、CBDは医薬品に代わる安全で副作用も依存性もない代替品として、トライする価値は十分にありと思いませんか?

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