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2020/02/20 19:38

CBDとは、正式名称をカンナビジオール(Cannabidiol)といい、カンナビス(大麻)特有の化学物質カンナビノイド85種類の中で主要な物質です。CBD はTHCに次いで多く含有され、産業用大麻はそのほとんどがCBDで構成されています。



私達の身体に本来備わっている調整機能エンドカンナビノイドシステム(ECS)は、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などを調整する働きがあります。 

ECSは内因性カンナビノイドのアナンダミドと2-AGと、それらと結合するカンナビノイド受容体で構成されています。カンナビノイド受容体にはCB1とCB2の2種類あり、CB1は主に脳を構成する中枢神経に、CB2は免疫系の細胞に存在します。年齢やストレスによりECSは低下し、カンナビノイドが欠乏することが、様々な疾患につながります。



CBDオイルを摂取することで不足しているカンナビノイドを補い、ECSを活性化する役割を担います。身体の恒常性を保つなど、世界各国で様々な薬理作用が報告されています。 

報告されているCBDの主な薬理作用
痛みの緩和、殺菌・細菌増殖抑制、悪心嘔吐を減らす、発作とけいれんを減らす、腫瘍/ガン細胞の増殖抑制、不眠改善、乾癬の治療、精神病管理、精神安定剤、抗けいれん、不安を和らげる、骨の成長促進、免疫系の作用抑制、小腸収縮抑制、神経系変性の保護など


CBDは世界的に需要が高まり、オーガニックな薬の代替品として益々注目されるでしょう。CBDには炎症を和らげる効果や、不安を沈め、安眠をサポートします。ホルモンのバランスを調整する役割もあり、閉経前の女性の体調の変化にも有効です。ニュームーン・ナチュラルズのCBD製品はお子様やペットにも安心して使用いただけます。

『エンド・カンナビノイド・システム』(内因性カンナビノイド)とは?

人が生きていく上で必要不可欠な神経・免疫バランスを調節し、健康な身体を維持するためのシステム。人間だけでなく、魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類など、すべての動物に存在しています。

『エンド・カンナビノイド・システム』は、カンナビノイドを細胞に作用させるタンパク質「カンナビノイド受容体」、「内因性カンナビノイド」と呼ばれる情報伝達物質(リガンド)、内因性カンナビノイドを合成したり分解する「酵素」、によって構成されています。この内「カンナビノイド受容体」が鍵穴、「内因性カンナビノイド」が鍵のような役割を果たし、細胞内に様々な化学反応を引き起こす仕組みです。

カンナビノイド受容体
大麻(麻)の主成分・カンナビノイドの研究が進み、人間の身体にカンナビノイドが作用する受容体があることが分かっています。その代表が、CB1とCB2です。


CB1(カンナビノイド受容体タイプ1)
1988年、セントルイス大学の薬理学者アリン・ハウレット博士らが発見した受容体。カンナビノイドの内、THCが直接作用し、主に中枢神経系のシナプス(神経細胞間の結合部)や感覚神経の末端部分に存在しています。特に記憶・認知、運動制御、食欲調節、報酬系の制御、鎮痛、脂肪代謝などの生理作用を担っています。

CB2(カンナビノイド受容体タイプ2)
1993年、ケンブリッジ大学のショーン・マンロー博士らが発見した受容体。CB2は免疫系の細胞に発現し、内臓ほか全身200箇所以上に存在が確認されています。こちらは免疫機能や炎症の制御に関与しています。

カンナビノイドは、大麻(麻)だけに含まれた成分ではありません。人間の身体にカンナビノイド受容体が発見されたということは、それらに作用する体内成分(カンナビノイド)の存在を意味するからです。この人間の身体に自然に存在する10種類のカンナビノイドを内因性カンナビノイドと言います。

エンド・カンナビノイド・システムの作用
人の身体は、様々な種類の神経や免疫細胞が細菌や病気から身体を守るために密接に連携しています。つまり『エンド・カンナビノイド・システム』は、内因性カンナビノイドを分泌し、神経や免疫バランスを調節することで、人の恒常性維持(ホメオスタシス)に貢献しているのです。

臨床的内因性カンナビノイド欠乏症(CECD)
一方、『エンド・カンナビノイド・システム』に不調をきたすとどうなるのでしょうか?2004年、GWファーマシューティカルズ製薬の研究者イーサン・ルッソ博士は、強いストレスや老化によって、内因性カンナビノイドが不足する状態を「臨床的内因性カンナビノイド欠乏症(CECD)」として問題提起しました。生活習慣の悪化とストレス社会によって増えている、偏頭痛・線維筋痛症・過敏性腸炎症・炎症性疾患・自己免疫疾患・うつ病・心的外傷後ストレス傷害・骨量の減少・糖尿病・急性および慢性疼痛・加齢に関する病気の原因は『エンド・カンナビノイド・システム』の不調と内因性カンナビノイドの不足から引き起こされているという仮説です。

カンナビノイドの補充
『エンド・カンナビノイド・システム』の不調によって、内因性カンナビノイド欠乏症になった場合、外部からカンナビノイドを摂取することで不足分を補う他ありません。そこで注目されているのが、医療大麻でありCBDオイル。まだ研究途上であり、「病気に効く」と断言できるほど臨床的に証明されていませんが、効果事例もいくつか報告され、WHO(世界保健機関)も研究を推奨し


CBDオイルの摂取は、『エンド・カンナビノイド・システム』の維持に必要な内因性カンナビノイドを補充する意味合いがあり、これからの人生100年時代、健康でストレスフリーの生活を過ごすためのオーガニックなサプリメントなのです。


*うーてぃ『人生100年時代にCBDオイル』編集長より
https://cbd-library.com/ecs/

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